黄ばんだ壁紙と茶色の幅木が歴史を醸し出している、元リビング。
この部屋をテレワークやブログの執筆で使えるような、落ち着きつつも集中できるような部屋にしたいと考えていました。
やったことは、壁紙の上から白のペンキをぬっただけ。
それだけのことだけど、結構納得の仕上がりになったので参考にしてみてください。
この白い壁に木のアクセントウォールも作っています。
ここでは、DIY初心者でも時間さえ作れれば、一部屋まるごと塗り替えができるようにそのやり方と、注意点を紹介しています。
DIYで部屋の色を変えてみたい!という方は、ちょっと覗いて行ってみてください。
今回使用したもの
今回使用した道具は・・・・・・
- ペンキ
- ローラー
- 刷毛
- 伸縮継ぎ柄(我が家では如意棒と呼ばれている)
- マスキングテープ
- マスカー
- 脚立
白の塗料については、ホームセンターで壁紙の上から塗れる20Kgのものを購入しました。
小さいお子さんやペットがいるお家の場合は、抗ウイルス対応の塗料もあります。
若干コストはかかりますが、チェックしてみてもいいと思います。
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作業手順
おおまかな作業手順は
- 養生
- 塗装1回目
- 塗装2回目
- 塗装3回目
- 養生剥がして完成
各項目ごとに詳しく解説をしていきます。
マスキングテープとマスカーで養生
塗装をするときに避けては通ることのできない、養生作業。
なにかと地味で、丁寧さを要求される個人的には一番辛い作業がこれ。
やってもやってもなかなか完成図が見えてこないですが、
この作業を疎かにしてしまうと、最後に泣きを見ることに。
なので、できる限り丁寧に境界線上にピッタリと貼り付けましょう。
あと、貼るときはいきなり壁や床にマスカーを貼るのではなく、
マスキングテープを貼ってから、マスカーを貼ったほうがしっかりと境界線を出すことができます。
- マスキングテープ
- マスカー
この二重構造がオススメです。
さらにいうと、ジョイントコークを使用するとより綺麗な境界線を作ることができます。
ジョイントコークは、塗る塗料の色に近いものを使用しましょう。
天井などは伸縮柄(如意棒)が活躍
部屋の壁紙を塗るときは、天井からおこなうことをおすすめします。
下から塗っていくと、ペンキが垂れたときにその部分がそのまま塗りむらになってしまう。
上から塗れば、垂れた部分も上塗りする事でキレイに塗れます。
そして天井などの高い場所を塗るときに、大活躍したのが如意棒。
最初のうちは、
- 脚立に上る
- 塗る
- 降りて脚立を移動
- ①にもどる
を繰り返していたのですが、
これがかなり手間。
脚立の移動を繰り返すだけで、かなりの時間と体力を奪われます。
そんなときに便利なのが、「伸縮継ぎ柄」!
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この柄のは、ネジになっていてローラーの持ち手を取り付けることができます。
コレを使えば、脚立なしでも天井を塗ることができちゃいます!
ただし、柄が長くなる分操作性は落ちるので、細かい部分などの最後の仕上げは脚立を使ってのほうがやりやすいです。
実際の作業では、壁の角や床との境界線などの細かいところを刷毛で塗って、
残りの大きい面をローラーを使って塗ると効率良く作業ができます。
ローラーはゆっくりと動かすようにした方いいです。
早く動かすと周囲にペンキが飛び散って、散々な目にあいますので・・・。
塗料は2度塗り以上で
天井→壁と1度目の塗装をおえた状態だと
今までの壁紙の色に、うっすらとペンキが乗ったような状態です。
場所によっては、ムラになっていたり、ちゃんと塗れてない場所もあるかもしれません。
でも、それで大丈夫です。
このムラになっている場所を、1度目の段階できれいにしようとすると、ほとんどの場合逆効果で、さらにひどい色ムラになったりしてしまいます。
1度目完了時にムラになっている場所でも、
2,3回に分けて塗る事で、色ムラなくきれいに仕上げることができます。
古い木部はアク止めが必須
今回は、部屋全体を一度真っ白にしたいと思ったので、巾木や窓枠の木部分も壁と同じ塗料で塗っていきました。
ここで、ちょっと注意しないと後悔するポイントがあります。
それが、アク止め。
巾木や窓枠などの古い木部にそのまま塗装をすると、長年の汚れや木材のアクが塗料に染み込んで、シミができてしまいます。
そうならないようにするために、塗料を塗る前にアク止めシーラー使えばアクが染み出してこないようになります。
一般的にアク止め液は、塗料と同じメーカーのものを使用したほうがいいようです。
わたしはこのことをすっかり忘れて、作業をしてしまったのでところどころシミが浮いてきてしまっています…。
この巾木や窓枠部分も、壁や天井と同じく3度塗りまでしています。
これで、大体の作業は完了。
養生剥がしはカッターを使いながら慎重に
やっとのことで、3回目の塗装も完了して、いよいよ養生剥がしです。
マスキングテープやマスカーを剥がすときは、できるだけ慎重にゆっくりと剥がします。
というのも、塗料が乾いている部分を勢いよく剥がしてしまうと、
マスカーと一緒にせっかく塗った塗料まで一緒に剥がれてしまう……
ということが起きてしまいます。
そうならないように、ここは慎重にゆっくりです。
塗料が乾いていたり、固まっている部分はカッターなどで境界線にカットを入れてから剥がすことをオススメします。
コンセントや扉の金具はつや消し黒でスプレー塗装しています。
スプレー塗装の手順などが気になる方は、マウスリメイクの方法を紹介した記事に書いてありますので、そちらをチェックしてみて下さい。
壁の塗装は初心者でもできる
築30数年の今は誰も住んでいない、半空き家状態だった家のリビング。
薄汚れた壁紙や昔ながらの古臭いカラーリングの巾木やドア。
今回はそんなリビングの天井から壁まで、まるごと塗装をしました。
全体を白にすることで、薄暗い印象だった部屋もかなり明るい印象することに成功。
この塗装作業で感じた注意ポイントは……
- 天井塗装には、伸縮柄が便利
- 養生はマスキングテープ→マスカーの順に
- 部屋全体を塗る場合は、業務用サイズがおすすめ
- ローラーはゆっくり動かす
- 塗装は複数回に分けて仕上げる
- 古い木部にはアク止めシーラーを施工する
- 養生剥がしのときは境界線をカットしながら慎重に
部屋の塗装は、DIY初心者でもできる作業です。
上記のポイントに注意しながら、挑戦してみてください。
真っ白で小綺麗になったこの部屋は、今後テレワークやブログの執筆など
デスクワークで使えるオフィスにしていきたいと思います。
その時に使う2m級の大型デスクを作ったときの記事も書いていますので、ぜひ確認してみてください。