この記事では壁のダメージを最小限に、石膏ボードの壁の上に小さな木の壁を作る方法を解説しています。
- 部屋の壁に棚を取付けたい
- 賃貸だから傷つけたくない
- 難しいことは無理・・・・・・
そんな方でも、壁へのダメージを最小限、簡単に木の壁を取り付けることができるようになります。
と思いますよね?
壁をつくるというと、ディアウォールやラブリコが有名です。
ですが、今回はスタンドバーという商品を使って、小さな壁を作ってみました。
これを使えば、石膏ボードの壁の上にビスを使わずに下地を設置することができます。
実際に壁に1×4材で下地を作って棚を取付けてみたので、その工程を解説していきます。
では、その方法を詳しく解説していきます。
必要な材料
今回は、先日真っ白にペンキを塗った部屋の壁にアクセントとして約910mm四方の小さな木の壁を作ってみました。
今回使用した材料は・・・
- スタンドバー6個
- 1×4材 910mm8本
- オールドウッドワックス(ジャコビーン/ダークウォルナット)
- コーススレッド35mm
塗料はお好みのものを使ってください。
また、1×4材の長さは作りたい壁のサイズに合わせて変更してみてください。
使用工具
今回使用する工具はこちらです。
- インパクトドライバー(電動ドリル)
- 電動サンダー(紙ヤスリでもOK)
- 丸ノコ(ホームセンターでカットでもOK)
- たわし
- ウエス
丸ノコや電動サンダーを持っていないという方は、
- 丸ノコ(のこぎり)→ホームセンターのカットサービス
- 電動サンダー → 紙ヤスリ
でも代用が可能です。
もちろん手間はかかりますが……。
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木材をヤスリがけ
今回は壁板と下地ともに、1×4材を使用しました。
のこぎりや丸ノコがないという場合は、ホームセンターでカットしてもらうことができます。
このカットした木材を、ヤスリがけします。
紙ヤスリは120番、240番、400番の3種類を使用しました。
このように番手を変える前に、水拭きをするとよりツルツルになります。
使用する木材のサイズによっては、電動サンダーが便利です。
ワックスで塗装
今回は、オールドウッドワックスのウォールナットとジャコビーンの2種類を使用しました。
ワックスはいつも以下の手順で仕上げています。
この手順でやると、木材につやが出るような気がします。
あと、拭き取りがたわしなしの場合よりもラクです。
スタンドバーでカンタンに下地づくり
木の壁を作るために使用したのは、アイワ金属が販売している「スタンドバー」という商品。
このスタンドバーを使って、壁の下地を石膏ボードに取り付けます。
このスタンドバーがあれば、あとは木材だけあれば柱や壁の取付ができます。
- スタンドバー本体
- 取り付け用ピン一式
- ビス
- ピン押し込み工具
- マーキングパーツ
- 取扱説明書
壁につく穴の大きさは最小限
スタンドバーの取り付けは、付属のピンで行います。
付属のピンは、とても細いので石膏ボードへの穴の大きさは、画鋲の穴と同じくらいの大きさ。
なので取り外し後の穴の処理も、補修材で十分対応できると思います。
耐荷重について
スタンドバーの耐用重量は4つで50Kg、6つ使えば70Kgまでの重量に耐えられるようになっています。
50Kgまでの重さに耐えられるので、ちょっとした飾り棚も問題なく取付ができちゃいます。
必要パーツ数は1500mm以下の木材の場合、柱1本あたり2セット以上となっています。
柱の長さが1500mmを超える場合は、最低でも柱1本たり3セットが必要になります。
スタンドバーの取り付け方
下地となる1×4材2本に、それぞれ2つずつスタンドバーを取り付けます。
取り付け位置は取説によると、上側のパーツは上端から100mm以内、下側から50~300mm以内となっています。
この位置にそれぞれパーツを取り付けます。
- 柱側パーツ取り付け
- 壁にマーキング
- 壁側パーツ取り付け
柱側パーツの取り付け
柱側への取り付けは、付属のビスをドライバーを使って取り付け。
このときに下穴を開けておくと、まっすぐビスを締めやすいです。
また手動ドライバーでも取り付けは可能ですが、電動ドライバーがあるとラクですよ。
ビスを強く締めすぎると、壁側パーツにはまらなくなりますので、締めすぎに注意。
柱の取り付け位置をマーキング
柱側への取り付けができたら、次は壁側パーツの取付をします。
先ほど取り付けたパーツに、マーキング用のパーツを付けて、その上から壁側パーツをはめ込みます。
そして、壁の取り付けたい位置に押し付けることで、壁側の取り付け位置をマーキングすることができます。
壁側パーツの取り付け
マーキングができたら、あとは壁側パーツをマーキング位置に合わせてピンで留めていきます。
このときに、マスキンテープなどでパーツを固定してあげるとやりやすいです。
水平器で水平を確認しながらやると、より綺麗にできます。
水平器がない場合は……
- スマホアプリを使う
- 重りをつけた糸を垂らす
などの方法である程度の水平をだすこともできます。
付属のピンは細いので結構曲がりやすいです。
できるだけまっすぐ押し込むよう気をつけたいですね。
2つのパーツの取り付けができたら、あとは柱をセットすれば下地の完成です。
スタンドバーの取り付けは、プラスドライバー1本だけで取り付けができます。
壁板を貼る
下地ができたら、ここへ壁板を貼っていきます。
今回は、板と板の間をドライバー1本分の隙間を開けてつけてみました。
このとき下側から順に板を貼っていくと、ラクチンです。
上から貼ると位置合わせが大変です。
これで部屋のワンポイントアクセントとなる木の壁が完成です。
この板の張り付けのときも、下穴を開けるとビス締めがラクチンです。
下穴をあけるときは、皿取り錐がオススメ。
ここまでできれば、退去時にビス穴の心配などをすることなく棚や飾り付けを自由にできます。
板の両端については少しラフな感じを出したかったので、適当にずらしました。
スタンドバーがかんたんでとにかく便利!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
これで無事、壁に小さな木の壁を取り付けることができました。
ここまでできれば、あとは棚を付けたり、絵を飾ったりということが自由にできます。
石膏ボードの壁に直接棚を取り付けるよりも、アクセントにもなりますし、どこにでもネジ止めをすることができるので、かなり自由に使えると思います。
木を切って、ネジで留めるだけなのでDIY初心者の方でも簡単にできると思います。
私の場合は、置き場所に困っていたキーボードの一部をディスプレイしてみました。
棚板の取付け方は、
以下の記事で紹介しています。
ぜひチェックしてみて下さい。
ビス締めをするときの下穴をあけるときは、皿取り錐を使うとビスの頭をキレイに仕上げることができます。