テレワークで快適に使える大きなデスクが欲しい!!!
でもちゃんとしたものを買おうとすると、かなり高額・・・・・・。
といことで、自分で作ってみることに。
使ったのは、市販のアイアンの脚と、ホームセンターによく売っているカフェ板4枚。
結果、約15,000円くらいで2メートル級のPCデスクを作ることができました!!!
作業エリアがかなり広くなると、作業の効率も上がるし、無垢の天板なので肌触りも優しい感じ。
心なしか今までのデスクよりも、気持ちにゆとりを持って仕事ができるようになったような気がします。
ここでは、こんなデスクの作り方を画像付きで解説しています。
ぜひチェックしてみてください。
天板のサイズは約2メートル
今回つくったPCデスクはテレワーク用ということで、できるだけ大型のサイズを作りたいと思います。
今使っているスペースが実質1400mm程度。
一見、十分なスペースがあるように思いますが、
実際に使ってみると、タブレットを置くスペースが狭かったり、
ミーティング用で使っているMacBook Airを置く場所がギリギリだったりと少し手狭感があります。
実際に使用できているスペースは、多分1メートルくらいと思います。
ということで、今回はカフェ板2000mmの両端を整えて残った1980mm幅のデスクを作ることに。奥行きはカフェ板4枚を接ぎ合わせて、770mm。
全体像では、横幅1980mm奥行き770mmのかなり大型のものを作りました。
最初はちょっと大きすぎるかな?とも思ったんですが、実際に使ってみるとこれがちょうどイイ感じです。(27インチモニター3枚を並べることができます)
奥行きに関しては600mmよりも小さくなると、かなり窮屈に感じるかもしれません。
このデスクを置いている書斎の壁一面を白ペイントした様子も、記事にまとめています。
壁紙の模様替えを検討している場合は、参考にしてみてください。
今回使った材料
今回使用した材料は・・・。
- カフェ板・・・4枚
- アイアン脚(エイ・アイ・エス(AIS) テーブルキッツ脚ハイタイプ(口型)2本1組 ブラック TBK-665ST BK)
- 鬼目ナット(M6x20)・・・16個
- 反り止め用の鉄のプレート(ホームセンターでは平鋼と書いてあった)・・・1820mmx2
- その他塗料(ワトコオイル/ドリフトウッド、スプレー/つや消しくろ、ミッチャクロン)
カフェ板はホームセンターで、1枚1,280円で購入しました。
アイアンの脚は、Amazonで購入しました。
作り方
作り方といっても、今回は天板を接ぎ合わせて、それに市販のアイアンの脚を取付けるだけ。
一応記録として残しておこうかな程度です。
カフェ板の実部分をカット
まずはカフェ板の実(さね)をカットします。
今回は板と板のつなぎ目をできるだけ目立たないようにしたかったのと、
デスクを可能な限り凸凹がないフラットな面にしたかったので、最初に実をカットしました。
カフェいたの実をカットしないで接ぎ合わせると、
つなぎ目の部分が凹んだ状態になるので、
書き物をしたときに紙に穴が空いたりしてしまいます。
実を使って接ぎ合わせると下の写真のように、つなぎ目に線ができます。
まあ、紙に文字を書くことはほとんど無いんですけど(汗
ビスケットで4枚を接合
実をカットしたカフェ板4枚の接ぎ合わせには、ビスケットを使用しました。
ジョイントカッタの使用感などについては、こちらの記事で紹介しています。
これを差し込んで、4枚を木工用ボンドでくっつけます。
ビスケットは、1枚のカフェ板に対し5枚使用。
約300mm間隔くらいで差し込み穴を開けました。
ビスケットのサイズは20番を使用しています。
ビスケット用の溝ができたら、今度はビスケットとボンドでカフェ板を接ぎ合わせです。
- 溝にボンドを注入
- ビスケットを差し込む
- 接合面にボンドを塗布
- 板を接ぎ合わせる
- クランプで圧着
今回の大型サイズの接ぎ合わせでは、ムラテックのパイククランプが大活躍しました。
けれど、このクランプ2本しか持っていないので、
足りない部分は、自作の全ネジクランプを総動員しています。
大きなサイズのクランプって結構高いんですよね。
ムラテックのパイプクランプは、
クランプ部分だけで1セット4,000円くらい。
パイプと合わせると、2セットで10,000円くらいかかった記憶があります。
クランプで圧着して、ボンドが乾燥するまで待機です。
サンディングとカンナ掛け
翌日、ボンドが乾いたのを確認してクランプを外して、サンディングです。
と思ったら、なにやら板が反っています。
おそらくクランプを必要以上に強く締めすぎたんだと思います。
軽く差し金を当てただけで分かる、見事な反りです。
パイプクランプはたしか1000Kgくらいまでの力で締めることができると書いてあったような。
多分、わたしは調子に乗って強く締めすぎた。
そのため板のつなぎ目で上下方向にずれたのかと・・・。
できるだけフラットにしたいという理由で、わざわざ実をカットしたのに・・・。
ということで、急遽電気カンナタイムの始まりです。
私が持ちうるサンディングマシンをここぞとばかりに総動員しました。
電気カンナで削って、削って、削って。
なんとか反りがマシになったところで、手カンナに。
そして最後は、ランダムサンダー。
80→120→240→400
いつもよりたくさんの番手を使ってサンディングしました。
想定外のトラブルにより、このカンナとサンディングだけで丸々1日を費やしました。
完全にフラットにはならなかったですが、もう疲れたので妥協することにしました。
節の部分をパテで埋めてこの日は終了です。
角の面取りも手カンナで軽くしておきました。
塗装はワトコオイル ドリフトウッドで
はい、また翌日。
やっと塗装です。
作業を始める前は、天板を作るだけだからすぐ終わるだろう(余裕)
なんて浅はかな事を考えていましたが、
もう3日目。
塗装は、ワトコオイルのドリフトウッドで。
合計3回塗りました(ウラ面は2回)
2回目と3回目は、塗装後に耐水ペーパー400番でサンディングした後、
表面に残ったオイルを拭上げています。
このドリフトウッド、意外とイイ感じの古木感がでるので結構お気に入りです。
反り止め取付
塗装が終わったら、反り止めを取付けていきます。
今回は、反り止めに鉄のプレート(厚さ4.5mm)を使用しました。
できるだけウラ面も目立たないようにしたかっただけなので、
正直どれくらいの効果があるのか、
まったく効果がないのかは全然わかってないです。
経過観察して必要そうならば、ちゃんとした反り止めを入れたいと思っています。
ただ、鉄のプレートの方が格好いいかもってだけ。
これを、脚と脚の間に27mm間隔でビス留めしました。
プレートはつや消し黒で塗装しています。
アイアン脚の取付
反り止めの取付が終わったら、いよいよ脚の取付け。
最終工程です。
今回購入した脚には、取付け用のボルト(六角穴)が付いていたので、
取付け位置を決めて鬼目ナットを埋め込みました。
必要な鬼目ナットは全部で16個。
ボルトの長さが約17mm。手持ちの鬼目ナットが20mmだったので、
9mmの下穴を21mmの深さにマステを貼って開けています。
使っているドリルビットは、スターエムの竹用ドリル。
切れ味がよく、サクサクきれいな穴を開けることができます。
鬼目ナット用の下穴を開けるときは、
鬼目ナットの長さよりも1~2mm深く穴を開けることをおすすめします。
ぴったりすぎると、鬼目ナットが浮くかも。
鬼目ナットの取付が終わったら、後はアイアン脚を付属のボルトで取付けて完了です。
天板も購入すれば初心者でもできる
いや~、思っていた以上に時間がかかりました。
まあ、想定外のトラブルが起こるのは、いつものことですけど・・・。
これも初心者DIYerの宿命ですね。
でもなんとか納得のいくものができたので、良かったと思います。
筋交いを入れていないので、ぐらつかないかな?
って思っていましたが、ほとんど揺れないですし。
意外とがっちりと、ちゃんとしたPCデスクができました。
天板もホームセンターで集成材とカットサービスや、ネット販売なんかを使えば、
サンディングと塗装するだけなので、
工具を持っていないという方でも割と簡単にできると思います。
ネット通販で、好きな木材を指定のサイズにカットしてもらえば、
天板に足を付けるだけで、立派なデスクができます。
脚の取付けも、付属のボルトの代わりにコーススレッド(ビス)とワッシャーを使えば
鬼目ナットの取付けも不要になります。
今回の反省点
ということで、なんとかPCデスクが完了しました。
今回の作業で感じた反省点(注意点?)を上げておこうと思います。
- クランプを締めすぎると反りにつながるので注意
- パテの色味は塗装後の色味に合わせないと逆に目立つことに
- 今回購入したアイアンの脚は結構小傷があることも
- 2メートル級の天板を扱うときは2人体勢が必要←めっちゃ重い・・・
- 鬼目ナットの下穴径はちゃんと確認を
アイアンの脚は、開封すると側面に小さな小傷がちょこちょこついていました。
まあ、安いヤツなので許容範囲ですが(気になるなら塗っちゃえばいいし)
もしも気にするならば、もう少し高価格帯のものを購入した方がいいのかもしれません。
今回のPCデスクはシンプルで機能性を重視したモノになりました。
天板のデザインをもっとオシャレなモノにしたいという方は、以前作ったローテーブルの記事をチェックしてみてください。
今回使用した道具
- 丸のこ
- インパクト、ドリルドライバー
- ビスケットジョイナー
- ランダムオービットサンダー
- 木工用ボンド
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このデスクの横にあるアクセントウォールの作りかたはこちらでを参照ください。